大切なことは、目に見えない

ぷーのひとりごと

厚かましいパパ

先日は父の日だった。

 

父の日といえば、我が家では圧倒的に影が薄い。影が薄いというよりか、父が厚かましいせいで、こちらが何か計画するも、意味がなくなるというのが正しいように思える。

 

全く厚かましい父だ。

 

母の日を迎えた時に、「父の日は楽しみだ〜」と発言し、父の日一週間前には、「父の日だよもうすぐ」とわざわざ伝えてくる。

 

本当に厚かましいな

 

結局当日も、半ば無理やり黒ラベル缶ビールを奢らされるわけだが。

そんな厚かましい父が我が家に存在しなくては我が家は成り立たないし、父から生まれたから私という人間になっていることは間違いないため、厚かましいと思いつつも感謝の意はある。

 

 

父は行動力の塊だ。

全く物怖じしない。

そして自由人。

仕事はできるタイプなんだろう、よく知らないけれど。

お金に困ったことがないお坊ちゃんだったせいでケチという言葉が一番似合わない男だ。

そして、1/3の確率でつまらないギャグを披露するため、笑ってあげるという技術を身につけさせられた。

 

そして私の父といえば、飲みの席で妻である私の母の話をよくする。

とりあえず母をこよなく愛しているらしい。

母はドライな性格なためデレデレなところは見たことがないけれど、父は昔相当デレデレだったのではないかと錯覚さえする。

 

父と母の出会いは母が20歳になった夏ごろだった。父と母は学年では1つ違い。だが、父が早生まれなため、ほぼ同い年である。父は船乗りの学校に通っていた。それもあって、付き合ってすぐ世界一周の旅に出かける。今のようにスマホが発達してるわけではないので、届くか届かないかもわからない文通をしていたらしい。

遠距離が大半を占め、4年の付き合いを経て2人は結婚に至るわけだが、そう思うともうこの時期付き合う人は結婚の可能性があるのかと思い、感銘を受ける。

 

私は父の経験談を何度聞いたことがある話であろうと聞くのがわりと好きだ。 

 

海外でヤバい集団に囲まれた話

アメリカの駅員さんに厄介がられた話

大学での今では考えられない荒れた宴会

酔っ払って海に向かって走っていってしまう友人の話

 

とりあえず多すぎて、しかし何度も聞かされるので、母はもう飽き飽きのようだが、私は毎度楽しそうにきいているので、母に先日「偉いね」と言われた。笑笑

とはいえ、酔っ払っている時にしつこく部屋に入ってきたり、話が長くて終わらない父は面倒である。父はお酒に強いため、ダル絡みしてくる時は一体どれだけ飲んだのだろう?と考える。とりあえず面倒くさい。

とはいえ、母の顔をもち、父の性格を受け持った私。私も娘、息子ができたらそうなるのだろうか、と考えたらないがしろにすることができない。笑

 

1人で我が家を支えてくれている父。

姉弟共に私立に行って、一般受験でもお金を使って、現在進行形で私立に通っていて、申し訳ない気持ちもある。

幼い時、休みに何処かへ連れて行ってくれた父。

泳ぎを水泳の授業で困らないところまで教えてくれた父。

アウトドアな経験をたくさんさせてくれた父。

高校の時、学校に行きたくなくて朝起きれない私をいつも駅まで送ってくれた父。思い出したら泣けてきた。何かを聞かれることもなかったけれど、しっかりと私を支えてくれていた父。

受験期には塾まで送ってくれた父。

たくさんの経験を話し、考えを深めさせてくれる父。

 

いつもありがとう、大好き

 

だなんて、結婚式まで絶対に言ってあげない

 

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〜おしまい〜